秘密基地より

書きたいときに興味あることを駄書く。

永田カビを読んで自分の事を振り返る。

レポート漫画やグルメ漫画が好きだ。もちろん王道のストーリーマンガやギャグ漫画も好きだけど。

で、作者が体験した事を描いたマンガかなー?となんとなく購入したのが
「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」。


レポ漫ではあるんだけどこれまで結構レポ漫を読んできていてこの漫画が少し特殊だなと思ったのが、お題の体験記よりも作者の考え、気づきと言ってもいいと思う。それのほうがメインに描かれているのが面白かった。


惹かれた自分側の原因として思いつく事。

過去に自分の状況が悲惨すぎてなんかもう笑けるな~。と思った時期があった。(当社比。他人から見たら、よくあるありふれた話)
まぁとにかく呆然としていた。
その時に、どうして今自分はこの現状になってるんだろう??と至極シンプルな疑問が浮かんだ。


自分では気付いていなかったけどそれまでの自分は主体的に物事を考えることがほとんど無かった。常に外部からの情報に勝手に染まった考えしかなかった。

それの何が悪いのか。外部の情報は多種多様で、それを取捨選択するのは自分だから結局自分のカラーに染まった考えが出来上がってくるじゃない?。。と思ったりもしていた。

その結論は間違いではないけど、自分にとってとても損な考えだ。
なぜならこの考え方だと取捨選択のスキルは上がるが、考えを一から作り出す力は上がらない。
常にほかの誰かが考えた情報で物事を捉えるというのはとても危険。その情報にはなんらかの意図があって、必ずしも正しい情報だとは限らないから。


また、単純に取捨選択だけの考え方はすぐに行き詰まる。


まぁ、そういう人生を送ってきて壁にぶち当たり、それがあまりにも苦しかったのでふと立ち止まって自分の手をまじまじと見つめた。

そこで考えた事や気付いた事が、今回タイトルにある永田カビさんの漫画の中で出てきた言葉とわりと同じだったので妙な感慨を受けた。

インドア系の女だというのは共通するけど、漫画は描けないしレズでもない自分と永田カビさんに同じような気づきがあったという事は、人は生きづらくて行き詰まった状況に置かれた時に考える事は似てくるんだな。という発見もあった。


で、新刊の「一人交換日記」も興味深く読ませていただいたわけですが、やはり1冊目よりは物足りなさを感じた。
つまらないわけではないんだけど1冊目に感じられた考える量が2冊目には足りなかった印象。

苦しくてそこから脱却するために必死に考えた考え、つまり悩んでいる時の゛考え゛と、通常時に考えたものとの違いのように感じられた。


溢れるエッセイ漫画の類と考えるなら、後者の゙考え゙も重要。むしろ後者でいるべきかもしれないし、そういう漫画も十分面白い。
ただ前作を読んで面白いと感じた人は(少なくとも自分は)どうしてこんなに生きづらいのかというすごく漠然とした、でも答えがあるならぜひ知りたい疑問に、独特な考えを持ってきたところに惹かれたように思う。


一人交換日記のスタイルはほぼ現在進行形の作者の生活を描くスタイルになっているので、この独特な考えを導き出す時間がないのだ。それはもう圧倒的にない。

もうひとつ考えられるのは答えを求める渇望の度合いが違う。という感じだろうか。


そうなると他のエッセイ漫画との差別化ができないし、斬新さもない。



以上が、今回新作が物足りなく感じた原因なのだと思う。

それでも今回の二冊は好きな作風だしなかなか出会えないマンガではある。

さらなる続編、あるのなら期待したい。







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