秘密基地より

書きたいときに興味あることを駄書く。

思い出すこと

この事をふとした瞬間に思い出すと苦しい。

 

ごめんなさい という思いと自分の何気ない冷たさに触れ、後悔する。

 

 

その日、おじいさんと会った時はもう遅刻確定の時間だった。

 

急いでおはようございますと挨拶を交わし通りすぎた。

 


すれ違うときにおじいさんがこちらを見ているような気がしたけど、とりあえず急ぐ事を優先した。

 
遅刻はしたけどまぁ大丈夫だった。

 

この日の事は、何気ない日常の中で忘れていった。

 

 

 

ある日
外出から帰ってくると自分と同じ階のひとつの部屋のドアが開いていた。

 

チラッと見ると見かけたことがない人たちが何人かその部屋を出入りしているようだった。

 


黒い服。。喪服のようだ。
お葬式?お通夜と言うんだろうか。

 

最近挨拶を交わしたおじいさんの部屋だった。

 

 

あたしが挨拶した日から見かけないなと思っていたけどこんな事は想像しなかった。

 


あの時おじいさんはあたしに何か話しかけたかったのだろうか。

 


初めて何か会話らしいことをしたら、おじいさんとの距離が縮まっていたら、おじいさんの体の異変に気づいてあげられただろうか。

 


おじいさんは1人で暗い部屋で亡くなったんだろうか。

 


多くない思い出を思い出す。

 

優しく声をかけてくれたことを。

 

 


こういうのは。
どうしようもない。

 


あの頃の自分を責めたけど

 

あの頃の自分は自分が溺れないように毎日を生きるので精いっぱいだった。

 

悪気はない。

 

悪気なんて持つ余裕がない。。

 

それを思い出す。

 

だから
こういうのは、どうしようもない と思いこむ。

 


誰かを責めれば、その一瞬だけは楽なんだけど。

 

その誰かが他人か自分かで随分違うような気もするけど、
根っこは同じだ。

 


でもそんな事は
今はどうでもいい。

 

 

 

 

おじいちゃん、ごめんなさい。